バランス接続対応の携帯型DACで音質向上
2025/03/23

本記事では、有線イヤホンをバランス接続に切り替えるための、携帯型DAC について紹介します。 結論としては、acoustune AS2002 と DAC POCKET を購入して、携帯性を落とさずに音質の向上に成功しました。
いざ秋葉原へ!
ここと ここで紹介した通り、 バランス接続するために、新たな DAC が欲しい状況になりました。
音質に直結するので、しっかり試聴して、自分自身が音が良いと思えるDACを選びたいところ。 早速、秋葉原のe☆イヤホンへ!
DACとは

DACはデジタルアナログコンバーターのことです。 筆者のスマートフォン環境では、iPhone 14 からデジタルデータを受け取り、アナログの音に変換します。
有線イヤホンに必要で、Apple標準はこの写真のものです。 ただしこれは 3.5mm アンバランス接続です。 今回は、4.4mm バランス接続に対応した DAC が必要です。
バランス接続とは
バランス接続は、ノイズに強い有線接続方法です。 詳細は こちらをご参照ください。
e☆イヤホンで携帯型DAC試聴
e☆イヤホンに着いて携帯型DAC を確認! 全部で数十はありそうです。 早速試聴し始めます。
おお!やはり高音質ですね。 個人の感想としては、ほとんどのDACが、Apple標準のDACより音の解像度が高くなり、高品質に感じます。
ただし、各DACの品質の高低まではわかりません。 それぞれが良い音をしています。
現状の不満を整理
そうなると音質の好みで選ぶべきでしょうが、せっかく新規で買うのですから、現状の不満点を解消したいところです。
現状というのはこの記事で紹介した M0Pro の DAC 機能を使用した 4.4mm バランス接続です。 状況を整理すると以下です。
- 音質は満足
- 接続が途切れる ←改善したい最重要項目
- 本体で音量調整ができない
- 携帯しづらい (仕方なし)
接続が切れる問題
M0Proの接続が途切れる問題は、DAC専用機を購入すれば解消すると考えています。
iPhone14とDACとの有線接続時に、どうやら、iPhone本体で通信処理が発生した時に、一瞬、音の共有が途切れてしまうことがあるようです。
M0Proは本来ポータブルデジタルプレイヤーです。 USB-DACモードに設定することで、iPhoneから音声デジタルデータを受け取って変換するようになりますが、 iPhoneから供給されるデータが途切れると、ポータブルプレイヤーに戻る挙動をしています。
DAC専用機であれば、そのようなモードは無いと期待します。 そのため、DAC専用機が並んでいるコーナーで試聴します。
本体で音量調整ができない問題
M0Proの USB-DAC モード接続中は、iPhone本体での音量調整ができません。 M0Proを操作することで、調整は可能です。 今回試聴した DAC も、過半数はiPhone側で音量調整はできませんでした。
色々試聴して、なんとか、iPhone本体で音量調整可能な好みの DAC が見つけることができました。
携帯しづらい問題

M0Pro経由で接続すると、さすがに、このApple標準のDACより携帯性は落ちます。 これはしかし、携帯型DAC経由で接続する限り、解消できない問題です。
…と思ったのですが、結論としては、なんと、携帯しづらい問題を解消できました!
acoustune AS2002

音質、携帯性、および、音量操作性を確認しながら試聴して、ついに見つけました! [PR]acoustune AS2002です。 特徴を書き出します。個人見解です。
- 音質は高品質で好みです
- DAC専用機なので接続が途切れる心配も無いでしょう ←実際に問題なくなりました
- iPhone側からも音量調整が可能です
- 携帯性は、今回は後述の DAC POCKET で改善しましたが、単体でも付属品でスマートフォンの裏にマグネット貼り付けできます
DAC POCKET

DACを選んでいる時に、一緒に売っている[PR]LEPIC DAC POCKETという商品の宣伝が目に入りました。
この写真のように、スティック型のDACがピッタリ収まります。 そして、スマートフォンの裏側に磁石で張り付きます。 弱めの磁石が、落ちづらく脱着しやすくて、良い感じです。
これで携帯性が格段に向上しました。 秀逸な一品だと思います。
まとめ
本記事では、スマートフォンから有線イヤホンにバランス接続するための、携帯型USB DACの入手についての考察と、 acoustune AS2002 を購入した理由、および、 DAC POCKET にて携帯性が向上した旨を紹介しました。
本記事を含めて、これまでの記事で紹介した内容で、有線イヤホン、バランス接続ケーブル、携帯型USB DAC、と一通り揃いました。 あとはケーブルをカナル型に変更すれば完璧ですが、 イヤーピースを無くしてしまうハプニングがあり、有線イヤホンシリーズのお話は、もう続きます。
補足
・本記事で記した音質の感想はあくまで個人の主観によるものです。イヤホン等の購入を検討される際にはご自身で試聴してご確認ください。・本記事で紹介した各製品は各社の登録商標または商標と思いますが「®」「™」等の表記はしておりません。
カテゴリー:オーディオ推し
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