LDACトランスミッター
2025/02/22

前記事でLDAC対応完全ワイヤレスイヤホンを入手しました。 しかしこの記事で紹介したように、手持ちのiPhoneはLDACに対応していません。
本記事では、iPhoneからLDAC対応ワイヤレスイヤホンに、iPhone標準対応の AAC ではなく「LDACで」繋げる方法を記します。
ポータブル音楽プレイヤーM0Pro

結論としては、[PR]Shanling M0Proを使うことにしました。
USB DACモード
M0Proはポータブル音楽プレイヤーのため、音楽を保存して再生するのがメインですが、 USB DACというモードが搭載されていて、iPhone 14 の音を Lightning 端子経由で受け取ることができます。
DACとは
DACはデジタルアナログコンバーターのことです。 M0Pro は iPhone 14 からデジタルデータを受け取り、アナログの音に変換します。
M0Pro にはイヤホン端子が付いていて、有線接続すればそのアナログ音を聴くことができます。 後日聴く機会があるのですが、個人的には音質はかなり良いと思います。
そしてワイヤレスイヤホンと Bluetooth 接続すると LDAC で聴くことができます。
LDACで聴いてみる!

つなぎ方は、この図の通り、iPhone 14 と M0Pro を Lightening - USB-C ケーブルで接続して、 そこから Bluetooth でコーデック LDAC にて完全ワイヤレスイヤホンと接続します。
さて、先日購入したLDAC対応完全ワイヤレスイヤホン Victor HA-FX550T にて、いよいよ LDAC 接続で聴いてみます。 「うん!いい音!」…ではあるのですが、、、
正直私の耳ではどちらが高音質かわからない
M0Pro を通した LDAC 経由の音楽はいい音です。 ただ、iPhone から AAC 経由の音楽も充分にいい音です。 正直なところ、LDAC の方が高音質だとは、私の耳では判断できませんでした。 音の差は明確ですが、どちらが好みかであって、どちらが上かでは無いと感じます。
ウォーキング中に聴くと問題発生
それでもせっかくですので、しばらくウォーキング時に M0Pro を経由して LDAC にて聴いていましたが、 ときどき問題が発生しました。 iPhone 14 と M0Pro との接続が切れてしまう場合があるのです。 その際、自動的に USB DAC モードから、音楽プレイヤーモードに戻ってしまい、 ケーブルを抜き差ししないと USB DAC モードに戻せません。
接続が切れてしまう原因は、これ以外でも発生した問題と合わせて考えて、おそらく iPhone 14 側に、有線通信が不安定になる問題があります。 ただ、そこから復帰させるのに、いちいちケーブルの抜き差しが必要なのは M0Pro の問題で、利便性に欠けます。 M0Pro は本来音楽プレイヤーなので仕方がない面もありますが、音質の差を明確に感じられなかったこともあり、LDAC接続の使用頻度は徐々に低くなっていきました。
まとめ
本記事では iPhone から LDAC 接続する方法について記載しました。
残念ながら期待した結果は得られませんでした。 そのためここからは、さらなる高音質を追求するために、有線イヤホンの世界に足を踏み入れることになります。 まだまだ続きます。
ただし次回の記事からしばらく、音の圧縮に関する技術的な話をします。
補足
・本記事で記した音質の感想はあくまで個人の主観によるものです。イヤホンの購入を検討される際にはご自身で視聴してご確認ください。・本記事で紹介した各製品は各社の登録商標または商標と思いますが「®」「™」等の表記はしておりません。
カテゴリー:オーディオ推し
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